
フロアに入ると利用者らしきスーツ姿の学生さんたちが、見学の私たちにも「お疲れ様です」と自然に声をかけてくれました。
挨拶をしっかり指導されているんだなぁと感じると同時に、今日のカリキュラムを終えさっそうと帰宅する姿がさわやかでした。
「第二の母校になる」と言うミッション通り、いわゆる福祉事業所のイメージよりはスクールに近い印象を受けました。
利用にあたっては、本人の働きたい気持ちをしっかり確認するそうです。
午前はワークサンプルやパソコンなどを利用したプログラム、午後は講座やグループワークを交えたプログラムをおこなっているそうです。
おもしろいなと思ったのはグループワークを行うことで、実際トラブルなどが起こったとしても、“社会に出たらいろんなひとがいるよね”とその中での気づきも大事にしているそうです。集団のよさを活かしたアプローチがされているのだと思いました。
また、仲間の力を大切にしている点、家族ミーティングを年に数回もおこなっているのは、こちらの活気の源だろうと思いました。
みんなと一緒だから、頑張りたい気持ち、心強い気持ち、優しくしてもらったから次は自分が優しくしてあげたい気持ちなど、、、仲間同志で育む、人間関係の大切な力は、いくつになっても大きいなぁと思います。
エンカレッジでは障害者雇用の制度を活用しているようですが、こういった社会的な仕組みも、今後注目していきたいです。最後に、質疑応答の際にエンカレッジの方が、「大切なのは愛嬌です」とおっしゃったことがとても印象に残りました。がっつり専門的なプログラムと的確なビジョンを持った事業所から、とても人間くさいキーワードがでてきて心和みましたし、「要はそこかぁ」とうんうん頷いてしまいました。
(by 会員Yさん)
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