私には子育ての恩師ともいえるひとがいる。
結婚して地元を遠く離れ、知り合いもいないなかでの初めての子育て。支えてくれたのは子育て支援センターの先生だった。自分の母親と同世代の先生は、悩みや不安を抱えるお母さんたちに、いつもそっと寄り添ってくれた。夫の転勤で、その土地を離れてからも、ずっと見守っていますよというメッセージを送り続けてくださった。
先日、先生宛の便りに、前号の広報誌を同封した。それを読んだ先生からの手紙にはこんなことが書いてあった。
「発達にこまりを抱えた子どもさんたちを育てていらっしゃる親が知りたい情報が満載で、やさしさが感じられる広報誌に仕上がっている。紙面を作っていらっしゃる方たちがただものではない方の集まりであることがよくわかります。」
そして、私がこんな方たちに囲まれていることにホッとしたと。いい場所にたどり着きましたね・・・と。
うれしくて胸がいっぱいになった。
azuki