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日常  ·  2021/09/05

5年越しのこだわりをふり返って①

困りの多い息子は、苦労が多い学校生活を送っている。

これまで日常から行事まで様々な場面で、母もまさに“その場をじっとしのぐ”しかないほろ苦い状況を多く味わってきた。(本人にとっては、最大級の大嵐をしのぐ思いであろう。)

でも母にとってその感覚は、子どもが学年を重ねるごとに少しずつ変わってきている。

息子は小学校の運動会を5回経験した。彼はずっと自分の色の優勝にこだわってきた。1年生の時は、閉会式で優勝できなかったのを知ったとたん、その場で大泣き。

2年生の時も同様、観覧席で目の前の長椅子を蹴り倒し、水筒が無惨にバラバラと倒れ落ちた。

3年生の時は、優勝の見込みが無くなった瞬間、座席で少し涙したが、すぐに落ち着いた。(この年から競技などには一切出ず、観ることに徹するようになる。)

4年生の時は、運動会前から“どうしよう”と繰り返し不安を口にしては、調子を崩す日々。先生からの“負けたらどうするの?”の一言で、負けた時は〇〇(本人の楽しみなことを)する、とシュミレーションをするようになり、落ち着く。

今回も負け。その瞬間顔が曇ったが、“〇〇する”と言って、すっと落ち着いて終わることができた。

5年生の時は、“今度こそ勝ちたい”と早い時期から落ち着かず。今度は“勝つために自分はどうしたらいいか”を考えるように促した。

珍回答もあったが、それを先生が受け止めて聞いてくださったことで、なんとか落着いた。そしてついに念願の“優勝”を果たすことができた。直後に“来年は負けてもいい”と口にした。

こうして振り返ると、相変わらずに見える息子も中学年、高学年に進むにつれ、少しずつ進化しているのが分かる。共に母の心境も変化している。(広報誌より抜粋)

2話完結


シマウマ

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京都市北区・左京区を拠点に、発達障がい及び困りを抱える未就学児から高校生までの子どもたちに対して,居場所作り,学習支援,ソーシャルスキルの向上の手助けをしながら、保護者同士の情報共有,孤立を防ぐなどの支援を、会員・スタッフが互いに助け合いながら実現しています。

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