入会のご案内

　今年度、上の子が中学校、下の子が小学校に入学し早半年が過ぎた。上の子は小学校の間、普通級と通級指導教室で過ごし、中学校でも普通級でスタートしたものの、やはり異なる環境で困り事が起こり、普通級在籍だがほぼ支援級で過ごすことになった。親としては、トラブルや進路の事など不安でいっぱいだが、本人は時々疲れながらも楽しく通っているようだ。

　何より、小学校の時は遅寝遅起き、遅刻しながらも何とか通っていたのに、中学入学を機に本人が早寝早起きをすると決め、毎日遅刻せずに通っていることがすごいと思う。

　下の子は、集団についていくのが大変な時がある事や、発音の面も心配があり、この子も通級指導教室にお世話になっている。入学以来、時々朝1人で登校できなかったり、宿題になかなか取りかかれないなどの時期もあり、励ましながら頑張っている。

　けれど、保育園の友達がほぼいない中で、人見知りせず友達と遊び楽しく過ごしているのが良い所だと思う。

　また小学校の先生方も、運動会の前日に運動場の見学をさせてくださるなど、不安なく過ごせるよう支援していただいて助かっている。

　日々一筋縄ではいかない子供達だが、周りの方々に恵まれていることもあり、親も長い目で見守っていけたらと思う。

　この春、息子は高校生になった。

志望校の学校説明会やオープンキャンパスにも親子で足しげく通った。きっと在校生の親御さんより来校回数は多いにちがいない。

　学習は、中学校の勉強の学び直しもさせてくれるので、ハードルが、少し自分に合ったものになり、やればできる！という体験を積み重ねられるようだ。それは、学習面以外でも本人の自信につながるようである。スマホデビューをし、知らない場所にでも、スマホ頼りにひとりで出かける機会も増えた。

成長過程と言ってしまえばそれまでなのだけど、つまずきも多く、ゆっくりペースな息子を思うと、その自立ぶりは嬉しく思う。

　中高生まなびでも、先輩たちがそれぞれに日々をがんばる姿を間近に見聞きし、いろんな刺激も受けるようだ。他の予定と重なりそうでも、「まなびは行く。」と優先順位は常に1番である。

　まさに安心できる居場所なのだと思う。ながきに渡り、教室を続けてくださっている先生方やスタッフのおかげである。

　子どもの将来を考えて、どんなオトナになるのだろう？と不安が胸をよぎるとき、同時に、幼少から多感なこの時期に信頼できる人たちに囲まれて過ごせたのだから、なにがあっても大丈夫なんじゃないかなぁ、と漠然と楽観的に思えてくる。子どもたちのもつ力を信じたい。